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デブ猫のミル
実家には猫が5匹います。
ほとんどが捨て猫や迷い猫ですが、のびのびと育っています。

私が15のときの夏、台風が来る夜に縁の下でミァミァ鳴いていた子猫がいました。
真っ白でミルクみたいだから「ミル」と名付け、無事に家族の仲間入りに。
色んな人から「美人さんね」と言われるほど顔立ちはきれいで、
スニーカーの中にうずくまって眠れるほど小さかったのに、とにかくネコ缶が大好きで、みるみる7キロ台のデブ猫に育ってしまいました。
まるでロシアのおばちゃんみたいと、「ミルレンコ デブリンスキー」とあだ名をつけて笑ったり。そんなときのミルは、とても嫌そうな表情でこちらを睨みつけ、背を向けてしっぽをパタッパタンと神経質に動かしていました。

そんなデブ猫ミルが病気にかかったときは本当に大変で、動物病院に連れて行くのだけれど、その頃、ゲージなんてお洒落ものは我が家にはなかったので、持ち手が空気穴にちょうどいいと、みかん箱に猫を入れて、上からガムテープを貼り、ところ変われば「動物虐待!」と訴えられそうな勢いで車に乗せる。
嫌な匂いが充満する病院に連れていかれることを察知したミルは、必死で逃げ出そうとみかん箱の穴から無理矢理顔を出し、結局動けなくなっている。
その顔だけ出たみかん箱を獣医さんに見せるのは結構恥ずかしいのだけど、病気を治してもらうためにも私も必死なのだ。

ある日、私がひどく風邪を引いて寝込んでいた晩に、いつもは母親のところで寝るデブ猫が3匹、私のそばで丸くなっていた。
夜中、気持ち悪くて起き上がると猫たちも一緒に起き上がり、私が落着くのを待ってからまたベッドに戻る。どうやら看病しているみたいだ。
次の日、すっかりよくなった私のところには来ず、いつも通り母親のところで眠っていた。

そんなミルが今日の昼ごろ息を引き取りました。
「頑張った大往生です」と、母親から連絡がきました。
苦しまず、眠るように逝ったそうです。
今ごろは天国で、お兄ちゃん猫のチビとトラと一緒に、ネコ缶をたらふく食べているのかもしれないな。
今日はミルのためにピンクのバラを買いました。

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